無期懲役を求刑=検察側「死刑回避理由ある」−2人強殺の裁判員裁判・鳥取地裁(時事通信)

 鳥取県米子市で昨年2月、会計事務所社長石谷英夫さん=当時(82)=ら2人を殺害したとして強盗殺人などの罪に問われた元部下の影山博司被告(55)の裁判員裁判の第4回公判が26日、鳥取地裁(小倉哲浩裁判長)で開かれ、検察側は無期懲役を求刑した。
 弁護側の最終弁論を経て結審。午後から裁判員6人と裁判官3人が非公開で評議し、判決は3月2日の予定。
 検察側は論告で、殺害の目的について「石谷さんへの恨みは否定しないが、借金返済などのため通帳を奪う目的もあった」と指摘。事務所の資金を工面するためにした借金が840万円まで増えたことが、「重くのしかかったのは明らかだ」と主張した。
 検察当局はこれまで、複数が殺害された強盗殺人事件の判例を検討。影山被告について、死刑求刑の回避理由があると結論付けた。一方で、法定刑を下回る有期懲役に減刑する事情はないとし、無期懲役の求刑が妥当と判断した。
 影山被告は論告に先立つ被告人質問で「大変なことをしてしまった。申し訳ない気持ちでいっぱいです」と述べた。
 公判は強盗目的で2人を殺害したかが争点。検察側は、石谷さんへの恨みに加え、石谷さんの預金を得て、事務所の資金に充てた自分の借金を返済する目的があったと主張した。
 影山被告は「2人への不信から追い詰められ、逃れたい一心でやった」と述べ、預金引き出しは殺害後に考えたと述べていた。 

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